Instagram運用において重要な指標とは何か。そして、その改善に必要な対策とは何か。
本記事では、Instagramのアルゴリズムに基づき、リーチを伸ばすための具体的な指標とアクションに焦点を当てて解説します。
より理解を深めるために、前回の記事
『2025年最新版!Instagramアルゴリズム徹底攻略|リーチを伸ばす運用術』を併せてご覧ください。
目的達成のためにも、重要指標を明確にし、最適な運用を行いましょう。
Instagramでリーチを拡大するために注目すべき主要な指標は、フィードとリール投稿 に共通して、滞在時間、いいね、送信の3つです。
Instagramが計測する1000以上のシグナルの中でも、これらは特に重要とされています。
①滞在時間
ユーザーが投稿を閲覧した時間。
滞在時間が長いほど、アルゴリズムはユーザーの興味を引いた投稿であると判断します。
リール投稿の場合、インサイトで確認できる視聴時間や平均再生時間が滞在時間にあたります
②いいね
好意や興味関心を示すアクション。
フォロワー数だけでなく、リーチ数に対する「いいね」の割合を計測することが重要です。
「いいね」率の高かったコンテンツと低かったコンテンツを分析することで、コンテンツの質を改善できます。
③送信
友人との共有を示す重要な指標。
DMだけでなく、ストーリーズでのシェアリンクのコピーも含まれます。
好きな人・物とつながる場でありたいと考える媒体の性質上、友人との共有を重要な指標として置いています。
これらの3つの最重要指標に加えて、保存やコメントといった指標をサブ指標として参考にすると良いでしょう。
また、見えない指標にはなりますが、次の指標も重要と言われています。
投稿後最初の24時間、特に最初の1~2時間のエンゲージメント数がリーチ拡大に大きく影響します。
フィード投稿の場合、初期のフォロワーからの反応が低いと、その後のリーチが伸びにくくなります。
エンゲージメントを得やすい投稿を作成するとともに、アクティブな時間帯に投稿することも重要です。そんな時には、インサイトでフォロワーのアクティブな時間を確認してみましょう。
一般的には夜18時以降がアクティブになりやすい傾向がありますが、自身のアカウントの最適な投稿時間を見つけることで、よりエンゲージメントを素早く得ることができるかもしれません。
これらの重要指標を伸ばすことで、リーチの拡大、さらなるエンゲージメントの獲得という好循環が生まれます。さらに、新しいユーザー層(潜在顧客層)のフォロワー獲得や、プロフィール遷移、サイト遷移といった次のステップへと繋げることが可能になります。
Instagramは頻繁にアップデートが行われるため、アルゴリズムやUI、インサイト機能の変更を定期的に確認しましょう。
特にインサイトは、新しい指標や機能が追加され、クリエイターのコンテンツ制作を支援するものが多いため、積極的に活用しましょう。
シャドウバンの有無は公式には発表されていませんが、過去の投稿が何らかの制限を受けている場合、おすすめ表示されにくくなる可能性があります。
自身のアカウントステータスを確認し、問題がないか確認しましょう。
複数の異なるカテゴリーのコンテンツを投稿すると、AIがアカウントの専門性を判断できず、おすすめ表示に繋がりにくくなります。
ユーザーもコンテンツの軸が不明確な場合、エンゲージメントが低下したり、フォロー解除に繋がる可能性があります。
発信したい情報を明確にし、一貫性のあるコンテンツ作りを心がけましょう。
何を伝えたいかを明確に: 投稿のメッセージは絞り込み、一目で内容がわかるような表紙を作成しましょう。
ターゲットを絞る: 大きすぎるカテゴリーではなく、「5分で作れる」「材料3つで」など、具体的なシチュエーションに合わせた情報を発信することで、よりターゲット層の興味を引けます。
アルゴリズムはユーザーとの親密な関係性を重視します。
投稿へのコメントには積極的にいいねや返信を行い、ユーザーとのコミュニケーションを促しましょう。
ストーリーズにはアクションを促す機能が豊富にあるため、活用してユーザーとの交流を図りましょう。
フィード投稿の場合、フォロワー内の評価が悪いと、外部への露出は見込みづらくなります。
明確に外部リーチ率は〇%を目指しましょう、という指標はないですが、閲覧数が多かったものと少なかったものの違いは、こまめに比較・分析することをおすすめします。
2~3日に1回は投稿できると〇
理想的なのは1日1~2回の投稿で、1ヶ月の総リーチ数と平均リーチ数の向上が期待できます。
ただ、コンテンツを制作する点でも1日1投稿は難しい場合も…
その場合は、2~3日に1回の投稿を目標にすると、継続しやすいでしょう。
複数枚投稿は必須!動画を組み込むのも〇
ユーザーの滞在時間を伸ばし、いいねや保存に繋がりやすい投稿にすることが重要です。
そのため、カルーセルでの複数枚投稿や動画を組み込んだ投稿、文字入れコンテンツ等が滞在時間の改善に有効です。
また、情報を充実させたうえで、クリエイティブ内にプロフィール遷移やいいね、保存を促すCTA(Call to Action)を追加してみることもおすすめします。
引用:@3coins_official
ハッシュタグには投稿数のボリュームがあります。
投稿が50万件以上の大きなボリュームのハッシュタグは2~3個に留め、1~50万件のものを複数個含むようにしましょう。
同じカテゴリーの投稿で伸びている他アカウントのハッシュタグを参考にしてみるのもおすすめです。
また、関連のないものをつけると投稿のカテゴリーが分かりづらくなるため、むやみにハッシュタグをつけるのはやめましょう。
リール投稿については、インサイトで確認できる視聴時間・平均再生時間が重要です。
最近、冒頭3秒の離脱率が確認できるようになりましたので、離脱が多い投稿と少ない投稿を比較・分析し、改善に繋げましょう。
Instagramリールの視聴者の半数は音無しで視聴しているとアダム・モッセーリは述べています。
そのため、音を出せないユーザーにも動画の内容が伝わるよう、適切なテロップ挿入が重要です。
また、リールではキャプションが読みにくいため、伝えたい情報は動画内にテロップとして含めることを推奨します。
理想は月に10回以上の投稿ですが、週に1~2回以上を目安に継続していくことを推奨します。投稿頻度が多いほど、1投稿あたりのリーチ数増加が期待できます。ただし、上記はあくまで目安であり、可能な範囲でより多くの投稿を目指すのが良いでしょう。
本記事で解説したInstagram運用におけるリーチ拡大の重要指標と対策を参考に、ぜひ日々の運用に取り入れてください。
これらのポイントを意識し実践することで、より多くのユーザーにコンテンツを届け、エンゲージメントの高いアカウントへと成長させることができるでしょう。継続的な分析と改善を行いながら、効果的なInstagram運用を目指しましょう。
Instagramの戦略でお困りの方や、相談を希望の方、媒体資料をご要望の方は以下フォームよりお気軽にご連絡ください。
お問い合わせいただきましたら、担当者から追ってご連絡いたします。
内容によって、返答までに時間を要する場合もございますので、あらかじめご了承ください。